【阪神】セ・リーグ最終戦 延長11回中谷決勝打!62勝79敗2分6位で終了

阪神、金本監督の最終戦で白星

延長十一回に中谷が勝ち越し打

セ・リーグ、中日2−3阪神=延長十一回、25回戦、中日15勝10敗、13日、ナゴヤD)

阪神が延長十一回の末、中日を3−2で下し、今季限りの辞任を発表した金本知憲監督(50)の花道を白星で飾った。

今季限りでの引退を表明している中日の荒木雅博内野手(41)と岩瀬仁紀投手(43)もそろって公式戦最後の出場を果たした。

「1番・二塁」で先発した荒木は5打数2安打で、マルチ安打をマーク。

岩瀬は同点で迎えた九回二死から登板し、福留を三振に斬って取った。

名古屋ドームのファンの歓声に迎えられて打席に立った荒木は一回先頭で右前打で、出塁。

八回一死の第4打席でも通算2045本目の安打となる右前打で、マルチ安打をマークすると、出塁後果敢に盗塁を試みたが、失敗に終わった。

苦笑いを浮かべ、ベンチに戻った荒木は、中日ナインにハイタッチで迎えられた。

延長十一回先頭で回ったプロ生活最後の打席は、三ゴロに倒れた。

またこの日までNPB歴代最多となる通算407セーブを積み重ねた岩瀬は、同点で迎えた九回二死三塁、一打逆転の場面で登板。

阪神・福留をカウント0−2から、最後は変化球で空振り三振に仕留めた。

試合は中日が一回一死二塁から大島が、プロ初先発の阪神・竹安から中前適時打を放ち先制。

阪神も二回二死一、二塁で、板山が中日先発の柳から中前に弾き返す適時打を放ち、追いついた。

中日は五回一死一塁から高橋が、右中間を真っ二つに破る適時二塁打を放って勝ち越した。

阪神は九回一死一、三塁の中谷の打席で、一走の大山が盗塁を試みた際に中日捕手・松井雅の悪送球を誘い、三走が生還して土壇場で追いついた。

そのまま延長戦に突入した試合は、十一回二死二塁から阪神・中谷が左前適時打を放って3−2と勝ち越し、そのまま逃げ切った。

金本阪神が有終の逆転勝ち、敵地で帽子取り一礼