TOTOに入りたい

どうも。

最近学校をトイレとしてしか使っていないコヤーマです。

突然ですが、都内って使いやすいトイレが少ない気がするんですよね。

例えば、駅構内のトイレはお世辞にも綺麗とは言えませんし、スペース上個数も限られています。

カフェやコンビニのトイレに関しては店員さんに許可を取ったり、何か買って行った方が良いかもという意識に苛まれる事が多く利用するのが億劫になりがちです。

また公衆トイレに至っては、そもそも何処にあるのか良く分かりません。

それに、もし運が悪ければ

ある日の出夜、私は小さな公園にポツンと佇む公衆トイレの個室で用を足していた。

トイレに入ってから暫くすると入り口付近の個室の方からコン、コン、コンとドアをノックする音が聞こえてきた。

こんな夜遅くに自分以外にもトイレを使ってる人がいるのかと少し不思議に思いながら耳を澄ましているとノックの後少し間を置いてからガチャッと勢いよくドアノブを回す音がした。

そしてキィという扉の開く音とともにいなーいという女の掠れ声が聞こえてきた。

私は直感的にヤバイと感じた。

あっという間に自分の顔から血の気が引いて行くのが分かった。

何故かは分からないが、声の主は自分を探しているのだとすぐに気付いたのだ。案の定、その女は端っこの方から一つずつ順番にトイレの中を確認し始めた。

いなぁい

余りにも突然の出来事に私は恐怖とパニックでその場から動くことが出来なかった。

しかし私が動けずにいる間にもその女はどんどん此方の方へ近とづいてくる。

いなぁい

いなぁい

今だかつて経験したことのないレベルの恐怖。私の思考はほぼ停止していた。

しかしそんな中で私はふと、ある違和感に気が付いた。

迫り来るノック音が次第にリズミカルになってきている?

いなあい

いなあい

いなあい

ほんの少しずつではあるが、ノック音は確実にリズミカルになってきていた。テンポはおよそ180と、かなり早い。また音数的に片手ノックではない。両手ノックだろう。両手の甲でとテクニカルなパーカッションを奏でている。

そして変化しているのはノック音だけではなかった。

ガチャッというドアノブの音やいなあいというボーカルパートのバイブスもリズムに合わせてどんどん高まっていった。

いなぁあい!

いいなああい!

いいいなあああああい!!!

その軽快なリズムに乗せられて自然と私の身体は前後左右へ揺れ始める。両足でビートを刻む。全身でグルーブに乗っかる。

す、凄い。こんな衝撃、初めてエミネムを聞いた時以来だ。

私が夢中になってヘッドバンギングをしていると、突然そのノック音が鳴り止んだ。

どうやら気付かぬ内に声の主は自分の個室の前まで来ていたようだった。

夜の公衆トイレは再び静寂に包まれた。

シーンと静まり返った個室の中が再び緊張感に包まれる。そうだ、今私は見ず知らずの人間に狙われているのだった。

見つかったら最後、その後どうなるかは分からない。

そう考えているとパニックで頭が真っ白になってしまった。恐怖で身体中から大量の汗が滴り落ちる。逃げ場なんて何処にもない。

もう駄目だと思いギュッと目を瞑った。

しかし何十秒、何分経ってもノックは鳴らない。もしかしてもう諦めて出て行ったのか?

更にもう少し待ってはみたものの、ノック音どころか人のいる気配すら感じられない。

どうやら、奴は本当に行ってしまったらしい。全身の緊張が緩み、恐怖で押し殺されていた疲労の波がドッと押し寄せる。

それでも、何とか命拾いした事に私はホッと胸を撫で下ろした。

しかし、さっきのは何だったんだ?

そんな事に思いを巡らしていると、途端、強烈な視線を感じた。

さっきまでの恐怖が一瞬にしてドワっと蘇る。私は周囲を見回す、がしかし誰もいない。

ふと、ドアと天井の間の大きく開いた隙間に目をやった。血走った目の女がこちらを恨めしそうに見ていた。

みーつけた!

直後、私は意識を失った。

みたいなことになり兼ねません。ノック音の下りが必要だったかどうかは良く分かりません。

ちなみにエミネムは一回も聞いたことがありません。すみません。

更にこれだけではなく、トイレが無いからと言ってそこら辺の道端や木陰でチョロチョロし始めた暁には通行人に通報され公然猥褻罪で即ブタ箱行きですし、そもそもそれをやって許されるのは犬か猫だけです。軽はずみな行動は人としての尊厳を失いかねません。

以上の理由から、都内では使いやすいトイレ探しに苦労を強いられることが多あると思われるのです。

では、私達にはもう漏らすという選択肢しか残されていないのでしょうか?

いえ、そんな事は御座いません。

まだ漏らすには早過ぎます。緩めず、しっかり締めておいて下さい。

トイレ難民、はたまた迷える子羊となった我に救いの手を差し伸べてくれる者。

そう、それこそが大学なのです。

大学のトイレは、前述した環境、個数、利便性、立地、人の尊厳という諸問題を一定レベルまでカバーしており、更には休憩スペース、鼻かみトイレットペーパー、ボッチ飯用空間、コミュ障の逃げ場といった付加価値までをも備えています。

また、これらのメリットのみならず大学内には暗くて分かりづらい場所にあるが故にあまり利用されていないトイレ、所謂穴場(トイレだけに)が存在することをご存知でしょうか。

例えば7号館の一階(7号館唯一の洋式便座)、C校舎1階守衛室付近(人気がなくスルーされがち)、C校舎2階エレベーター横(無駄に綺麗)などが穴場として挙げられます。

突然の腹痛に対しても、慌てず、落ち着き払ってトイレへと向かい、悠としてウコをぶっ放すためにもこうした穴場の位置を事前に調査しておくことは非常に重要であると言えます。

たかが大学のトイレ、されど大学のトイレ。

トイレ難民やプライベート空間を求める人にとって、大学のトイレは天国に近しい存在であると言っても過言ではないと、私は思います。

あれ、何故私はこんなにも大学のトイレについて熱弁しているのでしょうか。急に冷静になってきました。

毎度の事ながらクソみたいな(トイレだけに)ブログになってしまい誠に申し訳ございません。

活動報告より前置きの方が長いのは流石にヤバいですよね。ちょっと反省しております。ちょっと。

最近、私個人としては新曲のMV作成に取り組んでおります。

今回のMVはアニメーションチックです。

アニメ制作の道具が無いのでトレペにパラパラ漫画の要領で絵を描いてそれをスキャンしPCで着色という流れで作っています。

絵を描き始めて思ったのはアニメーターは凄いという事です。その一言に尽きます。

というのも、日本のアニメに限って言えば基本的に24fps(1秒間にを24コマとする)かつ3コマ打ち(同じ絵を3コマ連続で使う)なので、1秒あたり8枚の絵が必要となります。30分のテレビアニメであればおよそ1万枚もの絵を描かなくてはなりません。

(ちなみにジブリ作品は3コマ打ちだけでなく2コマ打ちのシーンもあるため作画枚数は更に増え、2時間で6万枚もの絵が要るらしいです)

1万枚聞いただけでも気が遠くなりそうな枚数ですよね。

それに、アニメを作る上では作画だけでなく企画脚本絵コンテ修正スキャン背景色彩設計音楽など他にも多くの工程が存在します。

作業分担しているとは言え、一人一人に掛かる労力は計り知れません。

いつも私達がぽけっと観ているアニメ達も、実際はアニメーターの血と汗と涙により作られているのです。

いや、凄いよみんな。凄いよパヤオ

という事で今回のMVは私自身初めてのアニメーションなので色と試行錯誤しております。なのであまり期待し過ぎないようよろしくお願いします。(全力でハードルを下げておく)

はい。なんか終着点が見つかりませんので今日はここらで終わりにしたいと思います。

最近、日に日に暑くなってきておりますので皆さんも水分補給したりとお身体お気をつけ下さい。では!

コヤーマ